半固定抵抗器の巻

今回は半固定抵抗器という部品を紹介します。

恐らく普通に生活していればお目に係れない部品の一つです。

通常ボリュームやコントローラーは可変抵抗器と申しまして、本体の外についていまして音量や周波数を自由にコントロールできます。

それとは別に基板内に装着されていますので、こんなに地味なルックスです。


左から104,103,202,203と学校のクラスのような表示分けがされています。

103が10kΩ、202が2kΩという感じでそれぞれの抵抗値の違いが、規則によりまして表示されているのです。

用途は回路内が設計に基づいた動作をするように、基板内でのBIASを調整する事に使用されます。

ですから一度調整されれば殆ど触れることはありません。その為か「半固定」という呼び名になっています。


これはBOSS DM-2アナログディレイの基板内に装着されていた半固定抵抗器です。

エフェクト音に元気が無かったので不良部品を交換した際に、ガチガチに固まっていましたので交換しました。

実はICを交換したりしますと微調整が必要なのです。

よく真空管ギターアンプでパワー管を交換した際にする調整と同じです。

地味ですが、やっている仕事は偉いのですく( `・∀・´)ノヨロシク