真空管ギターアンプは各メーカーにより個性がありますが、やはりMarshallアンプは良いですね。
現在お客様よりMarshall DSL201をお預かりしていますが・・・なかなか良いサウンドです。
今は生産されていませんので中古市場でもあまり見かけません。
1999年製でメンテ無しで良い状態でいるのは大切に使用されてきた証です。
実は今回パワー管交換の際に現在流通していますEL84が挿入できない事が分かりました。
その為シャーシ加工し穴を広げる作業を行いました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=271x1024:format=jpg/path/s9955edfc621c0e4f/image/ia1785c53ee427ccc/version/1470876939/image.jpg)
ご覧のようにシャーシ穴がΦ22mmしかありません。装着されていましたEL84はΦ20mmですが、今回新規に装着する真空管はΦ22mmですのでジャストで挿入できません。
そこで穴をΦ24mmに広げ塗装仕上げすることになりました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=271x1024:format=jpg/path/s9955edfc621c0e4f/image/i1025727883d82f45/version/1470877961/image.jpg)
写真は穴を拡張した後にバリを取り滑らかにやすり仕上げした後の塗装の段階です。
マスキングは広告紙を使用しましたが、意味はありません。
新聞紙よりは楽しくなりますのでお勧めです(笑)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=271x1024:format=jpg/path/s9955edfc621c0e4f/image/i22ef75c89e72fa28/version/1470877900/image.jpg)
ご覧のようにΦ24.5mmが完成しました。
組み立ててしまえば見えない部分ですが、重要な部分でもあります。
真空管がシャーシに触れたり、バリがあると管や指を傷つける危険性があります。
DSL201はEL84のローパワーバージョンが使用されているので径が小さいのかも知れませんが、入手が難しいのが現状です。
因みにBIAS調整は設計値に近い値を示せたので経過を見たいと思います。